「なんとなく体がだるい」「食欲が出ない」といった不調はありませんか?それは「隠れ熱中症」のサインかもしれません。熱中症は室内でも発生することがあり、特に高齢者や子どもは自覚しにくいため注意が必要です。
漢方では、熱中症の起こりやすさは胃腸の働きと深く関係していると考えます。まずはご自身の体質タイプを知り、早めのケアを始めましょう。
あなたはどちら?隠れ熱中症の2大タイプ
1. 水湿停滞(すいしつていたい)タイプ
〜余分な水分が体に溜まりやすい〜
夏場に冷たい飲食が増えたり、湿気が高くなったりすると、胃腸の働きが弱まります。その結果、体内での水分代謝が低下し、余分な水分や不要物が停滞してしまうタイプです。
- 気になる主な症状
- 頭重感、体が重い、疲労感、むくみ
- 吐き気、食欲不振、胃もたれ、お腹の張り
- 軟便・下痢、夏バテしやすい
- 舌の色が淡い、舌の苔が白または黄色でベタつく
- 養生のポイント
- 体に溜まった湿(余分な水分)を取り除き、胃腸の働きを整えます。
- 冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎを控え、常温かつ適量を意識して胃腸に負担をかけない工夫をしましょう。
2. 気陰両虚(きいんりょうきょ)タイプ
〜エネルギーと潤いが不足している〜
気(エネルギー)と陰(体の潤い)は、胃腸の働きによって生み出されます。夏場に汗を大量にかくと、気と潤いが一緒に消耗され、体力が低下して熱中症を引き起こしやすくなります。
- 気になる主な症状
- 疲れやすい、息切れ、のどの渇き、ほてり、めまい
- 発汗が多い、または尿量が減少する
- 食欲不振、不眠
- 舌が腫れぼったい(気虚のサイン)、または舌が赤く苔が少ない(陰虚のサイン)
- 養生のポイント
- 不足したエネルギーと潤いを補い、胃腸の働きを立て直します。
- 食欲が落ちやすい季節ですが、バランスの良い食事と十分な睡眠で体調を整えることが大切です。
要チェック!「隠れ熱中症」の初期サイン
以下の症状に当てはまるものはありませんか?小さなサインを見逃さないことが重要です。
- 口の中が乾燥する、ねばつく
- 尿の色が濃い、または排尿の回数が少ない
- 皮膚がカサカサと乾燥している
- 食欲が落ちている
- 【簡易チェック】 手の甲の皮膚をつまんで離したとき、跡が戻るまでに2〜3秒以上かかる
症状や体質は人それぞれ異なります。ご自身の体質に合った詳しい漢方相談や対策については、店頭にて気軽にご相談ください。
