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秋になって涼しくなってきたにもかかわらず、「なかなか寝つけない」「夜中に目が覚めてしまう」「眠りが浅い」と感じることはありませんか?
実は、こうした秋の睡眠トラブルには、夏の猛暑や大量の発汗による「陰(いん)」の消耗が深く関係していると考えられています。
まずはご自身の状態をチェックして、体質に合った睡眠ケアを取り入れていきましょう。
漢方でいう「陰(いん)」とは?
漢方において「陰」とは、身体を潤し、栄養を行き渡らせ、心身を穏やかに落ち着かせる物質の総称です(「血(けつ)」や「津液(しんえき)」などが含まれます)。
夏場の猛暑や冷房、多量の汗などでこの「陰」が失われてしまうと、体内に余分な熱がこもったり、精神を落ち着ける力が弱まったりして、秋の睡眠トラブルへとつながってしまいます。
あなたはどのタイプ?秋の睡眠不調チェック
1. ほてりや乾燥感が強い【陰虚(いんきょ)タイプ】
身体を潤し、余分な熱を冷ます働きが不足しているタイプです。 特に身体の深部にある「腎陰(じんいん)」まで消耗すると、身体に熱がこもって精神が昂ぶり、眠りにつきにくくなります。
- 気になる症状
- なかなか眠れない、早朝に目が覚めてしまう
- 手のひらや足の裏が熱く感じる
- ほてり、寝汗がある
- 腰がだるく重い
- 耳鳴り、皮膚の乾燥がある
- 舌が赤っぽく、舌苔(ぜったい)が少ない
- 養生のポイント
- 腎陰をしっかりと養い、身体にこもった余分な熱を冷ますケアを心がけましょう。
2. 眠りが浅く、熟睡できない【血不足(けつふそく)タイプ】
全身に栄養を届けるとともに、精神活動を安定させる「心(しん)」を養う「血」が不足している状態です。 血が足りないと心を十分に安定させることができず、眠りの質が落ちてしまいます。
- 気になる症状
- 眠りが浅く、熟睡感がない
- 夢をよく見る
- 動悸や不安感がある
- めまいや疲労感を感じやすい
- 手足や身体が冷えやすい
- 舌の色が白っぽく淡い
- 養生のポイント
- 夏の暑さで疲れた胃腸をいたわり、しっかりと栄養を吸収して良質な血を養いましょう。
3. 口やのど、肌が乾燥する【津液不足(しんえきふそく)タイプ】
発汗や乾燥によって、身体を潤す水分「津液」が一時的に失われている状態です。 陰虚タイプに比べると比較的浅く、短期的な潤い不足ですが、長引かせないよう早めのケアが大切です。
- 気になる症状
- 口やのどが渇きやすい
- 肌や髪のパサつき・乾燥が気になる
- 尿量が少ない
- 便秘気味である
- 養生のポイント
- 身体に潤いを与える食材や水分補給を意識し、早めに津液を補いましょう。
プラスのケア:ストレスが多いときは「気」の巡りも整えよう
「なんとなくイライラする」「気分がふさぎ込む」といった精神的ストレスが続くと、身体のエネルギーである「気(き)」の巡りが滞ってしまいます。 気の滞りは寝つきの悪さや胸の詰まり感に直結します。
「陰」を補うケアとあわせて、
- 香りのよいお茶(ジャスミン茶、ミントティーなど)を飲む
- 軽いストレッチや深呼吸、散歩をする
など、リフレッシュできる時間を設けて気の巡りを促しましょう。
まとめ:秋の睡眠トラブルは体質に合ったケアから
秋の睡眠トラブルは、単に睡眠時間を延ばすだけでなく、「自分の身体のどこが不足しているのか」を見極めてケアすることが根本改善への近道です。
体質やお悩みの症状はお一人おひとり異なります。 「最近ぐっすり眠れない」「自分に合った漢方を知りたい」という方は、どうぞお気軽に店頭までご相談ください。
